「ポータブル電源はいらない」
このような意見を目にした事があるかもしれません。
ポータブル電源はキャンプ・災害時・日常など使用する用途は多岐にわたります。とはいえ、容量が大きくなるほど価格も高いため、気軽には手が出しにくいです。
この記事ではポータブル電源は本当にいらないのか、いくつかのシーンをもとにその疑問について解説していきます。
ポータブル電源がいるのかいらないのか、現在悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
ポータブル電源はいらない？その理由を解説
ポータブル電源はさまざまな使い道があります。
とはいえ、必ずと必要かと言われるとそうではありません。また、いらないと考えている方はその使い道を知らないだけかもしれません。
キャンプ、非常用、日常などにおいてポータブル電源があれば便利ですが、なくても困らない。
ポータブル電源があっても使い道がわからない。
と考える方もいます。
実際にキャンプにおいてはポータブル電源がなくても料理はできますし、車中泊において必ずしも必要とは言えません。そのため、「ポータブル電源はいらない」といった意見もあるようです。
以下にポータブル電源がいらないとされている理由をいくつか紹介します。
- キャンプにはあったら便利だが、なくてもいい
- 災害はいつ起こるかわからないからなくてもいい
- 車中泊はしないからいらない
- 重たいし、高いからいらない
などの理由があがります。とはいえ、その理由だけで「ポータブル電源はいらない」となるのでしょうか。
結論を言うと、ポータブル電源があるとキャンプや車中泊がかなり便利になり、災害時の安心感が手に入ります。単純な理由で「ポータブル電源はいらない」とするよりも、あれば便利な理由を知ったうえで決めた方がいいです。
次項で、ポータブル電源があれば便利な理由を簡単に述べていきます。
ポータブル電源はいらないは嘘？必要性を考える
先ほども説明した通り、ポータブル電源は以下の複数の場面において必要性があります。
ポータブル電源が必要とされる場面について解説するのでぜひ参考にしてください。
ポータブル電源は災害時にはいらない？→防災グッズとして最適
結論を言えば、容量にもよりますが、ポータブル電源は災害時の防災グッズとして最適のアイテムです。
地震・台風・大雨・落雷などさまざまな自然現象がありますが、ポータブル電源は停電した際に特に活躍します。
大きなモバイルバッテリーを持っているとイメージしていただくとわかりやすいですが、容量が大きなポータブル電源は家電を動かす事ができます。もちろん、バッテリーなので長時間・大容量の電化製品を動かせないものの、扇風機・冷蔵庫・電気毛布・電子レンジ・パソコンの充電などさまざまな用途で大活躍する優れものです。
夏・冬の災害時は冷暖房などの家電が使えるため、災害時もポータブル電源があれば凌げます。また、冬場においては比較的消費電力が少ない電気毛布などは長時間使用できるため、寒さを凌ぐ事も可能です。
このように、災害時の防災グッズとしては「いらない」ではなく、「必要性が高い」といえます。
キャンプ・車中泊においてはあるとかなり便利になり、質が上がる
ポータブル電源はキャンプにおいても重宝するアイテムです。もちろん、ポータブル電源がなくてもキャンプは可能ですが、照明器具・冷蔵庫・電気コンロ・冷暖房器具などさまざまな用途で活躍するので、キャンプの質が向上します。
また、キャンプ中には予期せぬ災害に見舞われる事もあり、スマホの充電など災害対策としての実用性も高いです。
また、ソーラーパネルを用いての充電ができるので、環境に配慮したアイテムともいえます。
キャンプにおいて、ポータブル電源はなくても困らないアイテムですが、「いらない」とはいえず、あれば質が向上する素晴らしいツールです。
ポータブル電源は災害時にいらないのかをさらに深堀りする
キャンプや車中泊においては「あると便利」ですが、必ずしも必要とは断言できません。とはいえ、さきほど説明した通り、ポータブル電源が災害時に必要性が高いと言えます。
ここでは、普段からポータブル電源を活用している筆者が考える「ポータブル電源が災害時に必要な理由」について深堀していきます。
災害が起きた際にはまず以下の点を意識しなければなりません。
- ライフライン（電気・水道・ガス）の確保
- 避難場所の確保
- 食（食べ物・飲み物）の確保
- 命を守る行動
このように、災害時には意識するべき点がいくつもあり、それぞれに対して普段から対策しておく必要があります。
ポータブル電源を持っておくとライフラインの中の電気について対策できるため、災害時には必要不可欠なアイテムです。
電気はとても重要なライフライン
電気について普段意識した事があるでしょうか。当たり前に電気が使用できて便利な世の中ですが、災害時には電気がないと大変不便ですし、生活が困難になってしまいます。
電気がないだけで、困るのは以下の点です。
- スマホ、パソコンなど電子機器の充電
- 暑い時期の冷房器具、寒い時期の暖房器具
- 夜間の電気照明
- 食品の保存（冷蔵庫が使えない）
- 調理（電気調理器具が使えない）
上記は一例であり、電気がなくて困る場面は複数考えられます。
また、電気が供給されない「停電」は地震などの大きな災害だけではなく、洪水・台風などの身近な災害でも起こりうる問題です。現に、1週間以上停電状態が続いたといったニュースを見た事がある方も多いのではないでしょうか。
電気はそれほど重要なライフラインであり、なくてはならない存在なのです。
ポータブル電源で停電（電気不足）に備える
災害時に電気を確保するにはポータブル電源が最適です。ポータブル電源の容量によって使用できる用途は異なりますが、上記で解説した「電気がないと困る事」が解決できます。
普段コンセントに電化製品やスマホを挿す感覚で使用できるので、使い方で困る心配もありません。
また、ポータブル電源の充電はソーラーパネル対応のものを選べば自然の力で充電が可能です。
このように、長期に及ぶ災害にはとても重宝し、短期的な停電においては生活の支えとなるアイテムになります。
災害時にポータブル電源が必要な場面
ここでは、災害時にポータブル電源が必要な場面を複数紹介します。
災害時にポータブル電源が必要とされる場面は以下の通りです。
- スマホ、パソコンなど電子機器の充電
- 冷暖房器具の電源確保
- 夜間照明
- 食糧の保存（ミニ冷蔵庫の稼働）
ほかにも必要となる場面はありますが、連絡手段や情報収集のためにはスマホの充電は切らさないようにしないといけませんし、夏や冬の季節に対する対策としても必要です。
また、夜間の照明・食糧を保存するための電力としても大変重宝します。
このように少し考えただけでも災害時にポータブル電源が必要な理由がわかるはずです。
災害においてポータブル電源がいらないのか、デメリット・メリットを考える
ここからはさらに深堀りして考えてみましょう。
災害時の防災グッズとしてポータブル電源がいるのかいらないのか、そのデメリット・メリットから考えてみるとわかりやすいです。
以下で解説するのでぜひ参考にしてください。
災害時の防災グッズとしてポータブル電源を活用するデメリット
防災グッズとしてのポータブル電源は以下のデメリットが考えられます。
やはり、災害対策としてのポータブル電源はメリットばかりだけではなく、デメリットもあります。
ポータブル電源の容量の問題は、どういった用途で使用するのかで変わってくるので一概には問題にしにくい部分です。災害時にある程度の電力をカバーするのであれば、1500Wh程度のものが必要になりますし、普段通りに使いたいのであればもっと容量が大きいものを選ぶ必要があります。
また、容量が大きくなると価格が高くなるのと、重量も重たくなり利便性が悪いです。さすがに数十kgにもなる重たいものを運ぶのは大変ですよね。このように、容量の問題についてしっかりと考える必要があります。
バッテリーが切れた際にはただの重たい金属の塊になりますが、充電の方法としてソーラーパネル対応のものを選んでおけば心配ないです。ソーラーパネルで充電ができるモデルは、災害時との相性がバッチリで、自然の太陽の力を活用できます。
災害時の防災グッズとしてポータブル電源を活用するメリット
デメリットを先にあげましたが、考えて欲しいのは災害時にポータブル電源を活用するメリットです。
メリットとしては以下の点があげられます。
まずメリットのひとつとして重要なのは災害時の電力供給に役立つ点です。これはさきほど説明したので不要かもしれませんが、災害時には電気の重要性が高まります。
また、重たさはあるものの電力源を移動できるのはポータブル電源のメリットです。持ち運びができれば活用する幅も広がります。
ポータブル電源はUSBポート・AC電源などさまざまな方式に対応しており、変換ケーブルを用いなくても充電できる点は嬉しいポイントです。
さらに、発電機と比べて安全性が高く、静音であるため使い勝手がいいのもメリットになります。
ポータブル電源は価格が高いからいらないへの答え
ポータブル電源は高い
確かにポータブル電源の価格は、5万円～高いもので30万近いものもあります。
とはいえ、災害時の備えとして・キャンプや車中泊の便利アイテムとして・家庭における電力削減のためなど活用する価値は大いにあるはずです。
「生活を便利にするもの・災害時の備えとして最適なもの」
そのために必要なものと思えば持っておいても損はしないアイテムです。
また、ポータブル電源は定期的にセールが開催されています。
筆者が使用しているのは「Jackrey（ジャクリ）」のポータブル電源ですが、公式サイトでのセール時期はとても安くなるのでぜひチェックしてみてください。
ポータブル電源はいらない理由をかき消すほど必要だった
ここまでご覧いただきありがとうございました。
ポータブル電源は不要と考える理由もありますが、必要と考える理由の方が多いです。
購入するに当たっては気軽に変える価格ではないため、セールを狙うのが得策。
必要と考えていて価格がネックになっている方は、ぜひセールを狙って購入してみてくださいね。
