冬のキャンプは寒い!
こたつがあれば快適なのにと思ったことはありませんか?
実は冬キャンプにコタツはよく用いられるアイテムです。
じゃあ電力は?と気になるかと思いますが、結論としてポータブル電源でコタツは動きます!
この記事では、ポータブル電源でコタツを使う際のポイントやキャンプで使用する際におすすめのコタツ・ポータブル電源を紹介するので、気になっていた方はぜひ参考にしてください。
ポータブル電源でこたつを使うときのポイント
ポータブル電源を使ってこたつを使用する際の基本的なポイントは、ポータブル電源の性能を正しく理解し、こたつの消費電力に対応できるかを確認することです。
適切な容量とワット数を選ぶことで、こたつを長時間安定して使用することが可能になります。
以下で詳細に解説するので参考にしてください。
ポータブル電源の基本性能を理解する
ポータブル電源でこたつを使用するには、ポータブル電源の基本性能を理解する必要があります。
ここでは、ポータブル電源の定格出力(W)とこたつの消費電力(W)との関係と、
ポータブル電源の容量(Wh)とこたつの使用時間(h)の関係について細かく解説します。
ポータブル電源のワット数とこたつの消費電力の関係
ポータブル電源のワット数は、どの家電製品を使用できるかを決定する重要な要素です。
こたつは一般的に300Wから600Wの電力を消費します。したがって、ポータブル電源がこれに対応できるかを確認することが必要です。
具体的には、500Wのコタツを動かすには、1000W程度の定格出力を持つポータブル電源を選ぶ必要があります。
500Wのこたつを使用するなら、定格出力1000W以上のポータブル電源を選びましょう
1000W以上、できれば1500Wを超えるものがあれば快適に使用できるよ
ポータブル電源の容量とこたつの連続使用時間の目安
ポータブル電源の容量(Wh)は、こたつをどのくらいの時間連続して使用できるかを表します。
たとえば、1000Whのポータブル電源で500Wのこたつを使用した場合、理論上は約2時間の連続使用が可能です。
しかし、バッテリーの効率や劣化により、実際の使用時間はこれより短くなることがあります。
したがって、使用するシーンに合わせて、十分な容量を持つポータブル電源を選ぶことが求められます。必要に応じて、予備のバッテリーを用意することも一つの対策です。
1000Whの容量を持つポータブル電源では最大消費500Wのこたつを理論上2時間動かせます
*実際にはもっと短くなる場合が多いです
もっと長く使用したい場合は、容量が大きいポータブル電源を選ぶ必要があるよ
キャンプでポータブル電源を用いてこたつを使うなら別の方法も考える
さきほど説明したのは500Wのこたつをポータブル電源で使う場合です。
1000Whのポータブル電源を活用したとしても、理論上2時間でバッテリーが切れてしまいます。
この場合、キャンプで使用するには使用時間が短すぎて心もとないです。
では、容量だけ増やせばいいのかというと、ポータブル電源の容量が大きくなれば価格も高くなります。
そのため、長時間使用したいキャンプにおいては、消費電力が少ない熱源のものを用いるのがベストな選択になります。
そこでおすすめしたいのが、机+電気毛布+シェラフでこたつのような形を作るです。
その理由を以下で解説します。
電気毛布は消費電力が少ない
上記商品はなんと消費電力が15Wです。
つまり、1000Whのポータブル電源であれば、1000/15=66.66….になるため、60時間以上は使えちゃう計算になります。
もう少し時間が短くていいから安いポータブル電源が欲しいいう方は、容量が少ないポータブル電源を選ぶのもひとつの手段です。
こたつ風の熱源を作るために用意するもの
では、実際にこたつ風の環境を作るために用意するものを紹介します。
こちら消費電力75Wの電気毛布です。床にも敷けるタイプなので今回の方法に適しています。
まずは、こちらを床に敷いてください。
そして電気毛布の上に、折り畳み机を置きます。
大きさは好みによって選ぶ必要がありますが、ローテーブルの方がコタツらしくて扱いやすいです。
さらにテーブルの上からシェラフなど、熱が逃げにくい素材のものをかぶせると、こたつ風の環境が完成します。
つまり、熱源は下に敷いた電気毛布であり、その熱をローテーブルを覆ったシェラフなどの蓄熱がいい素材のもので熱を逃がさないようにする形です。
消費電力が少なく、容量が少ないポータブル電源でも実践できるのでおすすめの方法です。
消費電力が少ないこたつはある?
さきほどは電気毛布を用いた方法を紹介しました。
だけど、手間だから本当のこたつを使いたいと考える人もいますよね。
そこで、消費電力が少ないこたつを厳選してみました。ぜひ参考にしてください。
消費電力の少ないこたつ①:折り畳みこたつ 消費電力200W
消費電力が200Wなので、1000Whの容量を持つポータブル電源であればフル充電で4時間以上は使用できるでしょう。
消費電力が少ないこたつ②:折り畳み正方形こたつ 消費電力300W
こちらは消費電力300Wです。比較的省エネの部類になると思います。
折り畳みができてキャンプに持っていくのにも最適!
消費電力が少ないこたつ③:折り畳み天然木こたつ 消費電力300W
こちらも消費電力300Wで省エネ設計。
こたつ布団もセットになっているので、あれこれそろえるのが面倒な人にはおすすめです。
こたつに合うポータブル電源のおすすめは?
折り畳みのコタツはキャンプにおいて使いやすく、省エネ設計のものは200W~300Wの消費電力です。
つまり、定格出力600W程度あれば、コタツそのものは稼働します。
とはいえ、定格出力600W程度の商品は、容量そのものも少ないため、実際に使用する際には容量が足りずに困る事があるはずです。
ここでは、定格出力1000W、容量1000Wh以上のおすすめポータブル電源を紹介します。
Jackery 1000 New(定格出力1500W、容量1070Wh)
容量が1070Whなので、さきほど紹介したこたつであれば、3~4時間程度は連続で使用できます。
EcoFlow DELTA 2(定格出力1500W、容量1024Wh)
EcoFlowも人気のポータブル電源のメーカーです。
さきほどのジャクリ1000Newと同等品なので、ACポート数など細かいところでの比較になると思います。
Jackrey 2000 Pro(定格出力2000W、容量2160Wh)
このクラスになれば、こたつの用途だけではもったいないと思えるほどの大容量です。
長時間使用したい場合や、こたつ以外の電気製品を使用したい場合には大容量のポータブル電源を選んでおきましょう。
まとめ:ポータブル電源でもこたつが使えます
この記事では、ポータブル電源を用いてこたつが使えるかどうかを解説しました。
結論としては、ポータブル電源でこたつは使えます!
とはいえ、長時間こたつを使用したい場合は、大容量のポータブル電源が必要になります。
キャンプで使用したい場合は、以下の2つのどちらかをおすすめします。
①大容量(1000Wh以上)のポータブル電源と省エネ(消費電力300W以下)のこたつを用いる
②電気毛布を敷いて、その上に折り畳み机、シェラフ等を用いて疑似こたつを作る
*電気毛布は消費電力が少ないため、1000Wh程度のポータブル電源でも長時間使用できる
わからない点があればお気軽にお問合せよりお聞きくださーい!