秋の肌寒い時期や冬のキャンプなど、電気毛布をポータブル電源で使用したいと思いませんか?
キャンプに限らず、車中泊でも同様です。
結論を言えば電気毛布はポータブル電源で使用可能で、寒さ対策に活用しやすいアイテムになります。
この記事では、電気毛布をポータブル電源で使用する際の考え方やおすすめ商品、ポータブル電源の選び方を解説するので、電気毛布の活用を考えていた方はぜひチェックしてみてください。
電気毛布を使用する際のおすすめポータブル電源
最後まで読むのは大変と思う方もいるかもしれません。そんなあなたのためにおすすめ商品を先に紹介しておきます。
電気毛布の使用だけを想定した場合、おすすめなのは「Anker 535」です。
こちら「Anker 535」は手ごろな価格と持ち運びのしやすさがポイント。
容量が512Whあるため、フル充電で活用すれば約10時間は電気毛布を活用できます。
とはいえ、他の用途でも使用したいという方もいるかもしれません。そのような方は、500W以上のモデルを選んでおけば問題ないです。
キャンプや車中泊で、電子レンジ等の電力消費が高いアイテムを使用したい場合は、以下のモデルを選んでおくといいでしょう。
ここからは電気毛布を使用できるポータブル電源の選び方を詳しく解説するよ!
電気毛布とポータブル電源の組み合わせは可能か?
実際にポータブル電源で電気毛布が使えるかどうかについてその中身を解説します。
ポータブル電源で電気毛布を使うには、電気毛布の消費電力がどれくらいなのかを知る必要があります。
・電気毛布はポータブル電源で使用可能!
・電気毛布を5時間以上使用する場合の必要スペック
【定格出力】500W以上
【容量】500Wh以上(500Whで50Wの電気毛布は約10時間使用可能)
【AC出力周波数】50Hz/60Hzどちらにも対応している事
【出力波形】純正弦波
【出力ポート】AC出力ポートがある
・容量は使用時間やそのほかの家電を使用するかどうかで決めるといい(容量が大きい方が重たくはなるがさまざまな場面で使えて便利)
詳しく知りたい方は以下をチェック!
電気毛布の消費電力とは?
電気毛布の消費電力は、通常20Wから100W程度です。この消費電力は設定温度や使用する時間帯、環境温度によっても変動します。
例えば、夜間に暖房を使用しない寒冷な環境で電気毛布を使用すると、最大限の消費電力に近い値が必要になります。また、省エネモードが搭載されているモデルでは、消費電力を抑えることができるため、使用環境に応じて最適な設定を選ぶことが重要です。
電気毛布を使用するにはどれくらいの容量のポータブル電源が必要か
電気毛布の消費電力が20~100Wなので、その消費電力より高い定格出力を持つポータブル電源が必要になります。
極端な話、300Wクラスのポータブル電源でも電気毛布が使用できる計算です。
電気毛布はポータブル電源でどれくらいの時間使用できるのか
ただ動かすだけであれば、電気毛布の消費電力より高い定格出力を持つポータブル電源を選ぶといいですが、実際にどれくらいの時間、電気毛布を使用できるのでしょうか。
使用できたとしてもすぐに電池切れになるのは意味がないですよね。
結論としては、Wh(ワットアワー)の数値を確認して計算するです。
例えば、電気毛布の消費電力(W)が50Wとします。
こちらの「Anker 525(定格出力500W、容量512Wh)」を使用するとしましょう。
電気毛布(50W)を5時間(h)使用した場合を想定すると、以下の計算方法になります。
計算方法は、電気毛布(50W)を5時間(h)使用するので、50W×5h=250Whとなります。
Anker 525は容量512Whなので、512Wh – 250Wh = 262Wh となるため、まだまだ使用可能です。
つまり、512Whの容量を持つポータブル電源は、50Wの電気毛布を約10時間使用できる計算になります
電気毛布を使用できるポータブル電源の選び方
ここでは、電気毛布を使用できるポータブル電源の選び方を紹介します。
キャンプなどの電源が確保しにくい環境でも、ポータブル電源を用いて電気毛布を活用したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
使用する電気毛布の消費電力を確認する
こちらのパナソニックの電気毛布は消費電力47Wです。
ですので、さきほどの計算通りに、500Whのポータブル電源であれば連続10時間は使用できる計算になります。
このように、電気毛布の消費電力はチェックするようにしてください。
500Wh以上のポータブル電源を選ぶ
電気毛布の使用に限定して考えると、500Whあれば十分すぎるほどです。
実際にはスマホの充電、照明器具、調理器具など、さまざまな用途でポータブル電源を使用する場合や、複数人でのキャンプの場合はもっと大容量のモデルを選んだ方がいいでしょう。
1人キャンプで50W程度の電気毛布を使用するのであれば、500W512Wh程度のポータブル電源で問題ありません。
キャンプでの使用を想定するなら電気毛布以外の消費電力から考える
何度も繰り返しお伝えしている通り、電気毛布の消費電力は50W程度です。
極端な話、250Wのポータブル電源でも使用できますが、それは電気毛布の消費電力を考えた場合になります。
キャンプや車中泊におけるポータブル電源は、家電や充電機器として使用する場合もあるため、電気毛布基準で考えずに、どれくらいの消費電力の家電をどれくらいの時間使用したいかといった考えで、ポータブル電源を選ぶようにしましょう。
基本的にキャンプにおいては1500W以上のポータブル電源がおすすめです。
電気毛布を使用する際におすすめのポータブル電源5選
ここでは、電気毛布を使用する際におすすめのポータブル電源を5つ紹介します。
Anker 535 (500W、512Wh)
500Wの出力があるため、電気毛布の使用には問題ありません。
また、512Whなので50Wの電気毛布を連続10時間程度使用可能です。
人気のAnker製なので、売れ筋モデルになります。
EcoFlow RIVER2 MAX(500W、512Wh)
EcoFlowもポータブル電源の中では人気のメーカー。
こちらも連続で10時間程度の使用が可能です。
Evopow 1000 (1000W、1024Wh)
少し容量が大きくなって1024Whのポータブル電源です。
定格出力も連続使用時間も申し分ないため、電気毛布の使用を考えれば十分すぎるほど。
2人以上で使用する場合や、他の家電製品などの使用を想定する場合は、こちらを選んでおくと問題ないです。
Anker Solix F1200(1500W、1229Wh)
人気のAnker製品です。1229Whなので長時間、電気毛布を使用できます。
キャンプなどにおいてさまざまな家電などを動かす場合はこちらの製品がおすすめです。
1500Wの定格出力があるため、ドライヤーなどの高電力消費家電も使用できますよ。
EcoFlow DELTA 2 Max(2000W、2048Wh)
このクラスになると、普段使いには少し重量がネックです。
とはいえ、あらゆる使用用途に対応するので、本格的にポータブル電源を使用したい方にはおすすめのアイテムになります。
電気毛布の使用に至ってはまったく気にする必要のない容量を持っております。
電気毛布をポータブル電源で使用する際のワンポイントアドバイス!
電気毛布とポータブル電源の組み合わせは、使い勝手の良さと高いパフォーマンスを発揮します。
特に、アウトドアや停電時において、手軽に暖を取ることができる点は非常に便利です。
電気毛布は軽量で持ち運びやすく、設定温度を調整することで快適な温度を維持できるため、夜間の冷え込みにも対応可能。
長時間使用する場合や他の家電などを併せて使用したい場合は、バッテリー容量に余裕のあるモデルを選ぶといいでしょう。
ポータブル電源×電気毛布のQ&A
繰り返しにはなりますが、よくある質問をまとめてみました。
Q1: 電気毛布をポータブル電源で使用する際の消費電力はどのくらいですか?
A1: 電気毛布の消費電力は通常20Wから100W程度です。具体的な消費電力は、使用するモデルや設定温度によって異なります。高い設定温度にすると消費電力が増えるため、長時間使用する際は、低めの温度設定を推奨します。また、ポータブル電源のバッテリー容量と使用時間を考慮して、適切な出力のモデルを選ぶことが重要です。
Q2: 冬キャンプで電気毛布を使用するために、どのくらいの容量のポータブル電源が必要ですか?
A2: 冬キャンプで電気毛布を使用するには、最低でも500Wh以上のバッテリー容量を持つポータブル電源が推奨されます。これは、電気毛布が50Wの消費電力で10時間使用できる計算になります。ただし、寒冷地ではバッテリー効率が低下することがあるため、少し余裕を持った容量を選ぶと安心です。
Q3: ポータブル電源で電気毛布を使用する際の注意点はありますか?
A3: ポータブル電源で電気毛布を使用する際の注意点として、まず設定温度を低めに設定し、消費電力を抑えることが挙げられます。また、バッテリー残量を定期的に確認し、必要に応じて充電を行うことも重要です。寒冷地で使用する場合、バッテリー効率が低下するため、予想される使用時間を短めに見積もると良いでしょう。さらに、ポータブル電源の過放電を避けるため、バッテリーの使用後は適度に充電を行い、保管時には50%程度の充電状態を保つことを推奨します。
まとめ:電気毛布はポータブル電源で問題なく使える!
ポータブル電源での電気毛布使用は、冬のアウトドア活動や災害時の備えとして非常に便利です。
電気毛布の消費電力を把握し、適切なポータブル電源を選ぶことで、長時間の暖かさを保つことができます。特に、バッテリー容量や出力、耐寒性に優れたモデルを選ぶことがポイントです。
また、電気毛布の設定温度を低く抑え、タイマー機能を活用することで、バッテリーの持ちを良くすることができます。
これにより、電気毛布とポータブル電源を効果的に組み合わせることで、寒い環境でも快適に過ごすことができますよ。
ぜひ活用してみてくださいね。